意外や意外、イスの奥深さ

2019年3月17日インテリア, 建築

こんにちは おやま♂です。

 

今回も僕たちの何気ない日常を楽しみ方を紹介したいと思います。

前回、建築に関してちょこっと触れましたが、今回もそれに近い分野で記事を書きたいと思います。

(毎回建築関係ばっかなのも楽しくないので、次は違う分野について書きますね!)

↓↓↓ 前回のブログ記事 ↓↓↓

ちょっと気取った街中の歩き方①

 

 

 

さて、本日のテーマはタイトルにもあるように、

”イス”

について書いていきます。

いや、イスのどこに面白さがあるねんと思うかもしれませんが、なにとぞ御一読頂ければ幸いです。。。笑

 

日常生活をする上で、イスというのは普段特に目立たないにしても、無視できない非常に重要な存在だと僕は思っています。

職場、自宅、公共スペース、乗り物、、、どこへいっても高頻度でイスと遭遇しますが、場所や用途によって上手く使い分けないと、僕たちの体に負担を強いることもあれば、快適さを提供してくれる代物でもあります。

デンマーク人は、初任給で自宅のイスを買うくらいイスを重要視しているそうです。

イスは多くの人々のニーズに答えながら、試行錯誤を伴い進化を遂げ、僕たちの生活にひっそりと影響を与えています。

 

 

さて、世の中にごまんと溢れるそんなイスですが、今も多くの人々を魅了し続ける別格の ”選ばれしイス達” が存在します。

彼らの名は、、、

 

”名作イス”

 

、、、なんやねんそれ感が満載ですが、ざっくり言うと、20世紀初頭から後半にかけて考案されたにも拘わらず、今もなお古さを感じさせない上に、座りやすさもキープしてるイス界のレジェンドって感じで評価されている奴らのことです。

お洒落なカフェ、レストラン、ホテルとかに行くと大体彼らは存在し、見た目のデザインがカッコよくて存在感があるのに、空間に上手く溶け込んでいたりします。

 

例えば、こんなん(赤色のやつ@中国上海で撮影)とか

 

 

こんなん (手前の牛柄のやつ@どこかわからん) とかです。

 

 

金持ちの人が持ってそうなイスは大体名作イスなことが多いですね。

 

ただし、これらのイスはずーっと昔に制作されたから 著作権 が切れているので、 リプロダクト品 と呼ばれる偽物(とまでは言わないけれど正規品とは異なるモノ)が非常に多く、一見本物に見えるけど、いざ座ると違和感があったりするので必ずしも正規品ばかりが巷に溢れているわけではありません。

 

こういったイスを知っていると、デートでお洒落なお店に入るや否や、

「お、これは名作イスの一つ〇〇で、1960年代に発表されてからもずーっと変わらず使われ続けていて、、、云々。」

と、恋人にドヤれる程度の教養として役立ちます。

(理解のある恋人だといいですね。)

 

もちろん現代でも新たなイスは生まれており、名作イス並にすごいモノもたくさん存在しますが、名作のイスの人気はやはり根強いです。僕も好きです。

今回はそんな名作イスの中から、 20世紀半ばに登場した有名な2つのイス を紹介します。

 

まず一つ目が、

”イームズチェア”

こんなやつです。

 

 

これ、僕の自宅にあるやつですが、思いっきりリプロダクト品なので4,000円くらいです(笑)

お手軽価格のリプロダクト品も多く、意識すれば街中でよく見かけるかと思います。

ちな、本物は60,000円くらいします。

 

1950年に ”チャールズ・イームズ” とその妻 ”レイ・イームズ” によってデザインされてから、世界中で今も愛されているイスの一つです。

人間工学に基づきながらも遊び心のあるデザインで、 世界初のファイバーグラス製(プラスチックにガラス繊維を混ぜてめっちゃしっかりした素材) のイスです。

ほんとによく見かけるので、お出かけの際に是非探してみて下さい。

 

 

次に紹介するのが

”セブンチェア”

こんなんです。

 

 

一枚の板をクニャっとさせて、いかり肩で綺麗な曲線美を持つイスです。

(画像はネットから拝借しました、、、)

セブンチェアは1955年に ”アルネ・ヤコブセン” によってデザインされました。

販売以来、世界で最も売れた ”積み上げ可能なイス”(スタッキングチェアと言います) で、収納しやすいので図書館や美術館等の公共施設や、オフィスとかで見かけます。もちろんカフェとかでもよく見かけます。

名前の由来は、前から見たら数字の ”7” に見えるからって噂がありますが、多分違います。正式型番が「310“7”」というので、それの7だと思います。

ちなみに、 座面と背もたれが一繋がりの木板でできたイス は当時まだどこにも存在せず、ヤコブセンが初めて生み出しました。

その挑戦的なプロトタイプとしてヤコブセンは ”アントチェア” という、一枚板の名作イスを生み出しており、セブンチェアはその進化形にあたります。

 

 

このように、たかがイスですが中々奥深く、さらに一つ一つに熱い製作秘話もあります。

ここで色々と書くとキリがないので、他にはもどんな名作イスがあるの?と興味を持たれた方は、洋書だけど ”イス図鑑” が存在するので見てみると面白いかもしれません。タイトル通り1000種類のイスが掲載されていて、読むと

「え、これも半世紀以上前には既にあったの!?」

 って感じで英語なんて読めなくても結構楽しいです。

 

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一応日本語の簡易版もあります、50種類だけの紹介ですが。

 

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イスひとつとっても日常を楽しめるので、興味があれば調べると面白いかもしれません。

僕たちはお出かけ先で、よくイスを見つけては盛り上がって楽しんでいます(*^^)

 

以上、日常生活の何気ない楽しみ方の紹介でした。