マンションの部屋でよく見る謎の穴

建築

こんばんは、おやま♂です。

今日は恐らく多くの方が「これ何に使うんや?」ってなったであろうモノについて記事を書きたいと思います。

 

突然ですが、最近我が家に新しいメンバーがやってきました。

 

トイプードル♂です。

まだ生まれて2ヶ月半ですが、元気に家の中を走り回ってはよく壁に激突しております。

マンボ―なら既に死んでるレベルで何度も激突するワンパクぶりを発揮し、大変元気で良きことだと思っております。

 

さて、私は犬を飼うのは初めてです。

まあ妻が実家で犬を飼っていた経験もあるので、世話やりに関しては特に心配はしておりませんでしたが、

唯一気がかりだったことがありました。

 

「におい」です。

 

犬自体が多少臭くても別によいのですが、部屋全体が臭くなるのを頗る気にしておりました。

 

世界のDAIKINさんの空気清浄器が自宅におりましたが、ぶっちゃけ臭い全てを除去できるとは思っておらず、

臭くない快適な部屋を供給可能

→ 子犬を購入できる

というワードが私の頭にありました。

なお、子犬の購入はホームセンターにて妻の一目ぼれから始まっており、

そんな命題どうでも良いし、世界のDAIKINさんの空気清浄器あれば問題ないから黙ってお前はお金を出せ的な感じでした。

※名誉のために記載しますが、DAIKINさんの空気清浄器は非常に高性能です。

ただ、臭い除去というよりも花粉やPM2.5対策が得意なので、もう少し万全な室環境を整えたいと思った次第です。

5年間保証付き ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 ビターブラウン 花粉対策製品認証 加湿空気清浄機 31畳 加湿器 タバコ 花粉 ペット ホコリ ニオイ PM2.5 MCK70V-T

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とはいえ私も愛くるしい犬を購入するために、自宅に帰って「空気の流れ」のチェックを行いました。

 

 

前置きが長くなりましたが、今日のブログの題材は「換気」です。

そしてやっと記事タイトルとつながるわけです。

 

大学生になって初めて1人暮らしをした時、マンションでこいつと出会いました。

 

「お前何モノやねん。いつ使うねん。」

結論から言うと毎日24時間365日使っており「給気口」と言います。

外の新鮮な空気を室内に取り入れてくれます。

 

なんとなくわかると思いますが、人が部屋の中にいると、だんだんと二酸化炭素の影響で息苦しくなってきます。

さらに、建物はさまざまな有害物質を出す建材(床、壁、天井、扉)や器具(コンロ、レンジ、冷蔵庫)で溢れかえってます。

実は私たちが思っている以上に、何も対策をとらないと部屋の中ってのは空気が汚れているのです。

 

昔、シックハウス症候群というのが問題になったのをご存知でしょうか。

せっかく買った夢のマイホームに住んだら、喘息やら湿疹やら、ひどい場合は呼吸困難になる恐ろしい病気です。

原因は、建物が放つ上述の有害物質を上手く換気できず、人が大量に吸い込んだためにアレルギー反応を引き起こすからです。

 

今は建築基準法で有害物質の発生が少ない建材を使用するよう定められていたり、

換気に対しても厳しく決めれれているので昔よりは減りましたが、

建物を建てる際は十分に対策を行わないといけません。

 

こういった上記の理由で「給気口」から常に新鮮な空気を部屋に入れる必要があります。

では、新鮮な空気を入れたは良いが、そのままで良いのか?というとそうではありません。

有害物質を含む空気は外に出して空気を入れ換えないと、シックハウス症候群になってしまいます。

そんな汚い空気が出ていく所こそが「排気口」です。

 

 

だいたいコンロの上か、

トイレの上か、

お風呂場の上におりますが、、、

 

「排気口だけ、なんかスイッチ押して電動式で動いてない?」

 

そうなんです。スイッチ押して電動で機械(換気扇)を動かしてます。

実はこれ、非常に重要なことです。

 

当然、自然に空気が入る給気口と機械を動かす排気口では入りと出の「空気量」が違います。

こんなイメージです。(SAが給気、EAが排気)

そうなると、部屋の中は「負圧」とよばれる状態になり、元の状態に戻ろうと外の空気をめちゃくちゃ吸い込みます。

つまり、

換気扇を回してしばらく経つと、スゴイ勢いで外から新鮮な空気を引っ張り込んで、汚い空気を強制的に外へ吐き出すことになります。

(現に換気扇回したときとそうでないときでは、給気口付近の音が全然違います。)

そしてこれこそが「換気」の仕組みです。

 

基本的にマンションはこの自然給気口と機械排気口のセットが多いです。

なぜなら一番安くて空気を綺麗にできるから。

 

なお、デメリットとして冬場や夏場は寒いあるいは暑い外気を取り込んでしまうので、

給気口も機械式にする方法もありますが、コストが高いし住宅だとそこまで効果絶大ではないので別にやらなくて良いと思ってます。

 

 

さて、今回僕が犬を飼う上で注目したのが、

「ちゃんと部屋の換気は機能していて換気性能も高いかどうか」

マジで適当なマンションだと、実はあんま機能してなかったりとかザラにあります。

 

我が家は大丈夫かどうかを確認すると、、、、

 

、、、問題なしでした。

どうやって確認したかはちょっと専門的になり過ぎるので省略します。

フワッと言うと風船を使って空気の通り道を測定し、とある数式で換気量を計算しました。

 

臭いもほとんど気にならないレベルになると考えられたので、結果トイプードルを飼うことを決意したわけです。

 

 

現在購入して1ヶ月弱ですが、我が家に友人が来ても犬の臭いを感じないというありがたい状況です。

もちろん、こまめに消臭や空気清浄器も回しているのもあるかと思いますが、

換気もしっかり行っているからだと思っております。

 

そこまで換気いるか?って方もいるかもしれませんが、

人間にとって害が少ない部屋の空気でも、体の小さい犬にとっては人よりも蓄積ダメージが大きいです。

一緒に暮らしてから以降は、臭い以前に犬にとっても住みやすい環境を提供できればと思っております。

 

まぁ給気口排気口って書きましたけど、ぶっちゃけ一番効果的な換気は窓を開けることなので、(笑)

こまめに換気して、犬も人も快適に過ごせる家を目指している次第です。

 

今回は少しエンジニア的な話でしたが、興味があれば、ぜひ今日からご自宅の換気を気にしてみて下さい!