写真を上手い風に撮るコツ
こんにちは、おやま♂です。
ここ最近は本業が多忙を極めておりまして、 まったくブログを書かずに放置していたのとサーバー契約更新も忘れていたのとで暫く凍結されておりました。
危うくブログが消されるところだった。。。
まだまだ若く未熟な設計者なので仕事に追われる毎日ですが、このブログは細くても続けていきたい所存ですので今後ともよろしくお願いします。
さて、今日は写真について記事を書きたいと思います。
大学院生時代、私は心理物理学の研究をしておりまして、部屋の模型を使って色々な実験を行なっていました。
(心理物理に関しては、またどこかで記事を書きたいと思います!)
その実験の1つに、窓に広がる風景によって部屋の印象が変わるのかな?というものがあり、やたら風景写真を撮りまくっては模型に組み込んでいた過去があります。
別に僕はカメラオタクでもないし機種に詳しいわけでもないですが、実験用に精緻な風景写真を撮るため、ホワイトバランスや露光時間などを学問として捉えてちゃんと勉強してたつもりです。
もうそれはHDRIとかアルゴリズムから調べました、、殆ど忘れたんですけどね、、、
そんな感じで研究生として研鑽を励んでいた折、とある学術講演会で「誰でも簡単に上手く写真を撮る方法」を披露していたことがありまして、本業の心理物理学の講演そっちのけで聞き入ってたら先生に怒られました。
だって、絶対そっちの方が今後生きる上で役立つと思ったし、当時実験用の風景写真を撮りまくってカメラに辟易し純粋な撮影の面白さを求めてたので、今でもその選択は間違ってなかったと思ってます。
それはさておき本題ですが、当時講演会では3つのポイントを意識すれば良いと言ってました。
この三枚の写真は、その3つのポイントをそれぞれ意識して撮った写真です。
皆さんはわかりますか?
それでは以下解説です!
①拡大
1枚目はローマのコロッセオです。
現地に行くまではあまり期待してませんでしたが、初めて本物を見た時、本とかで見るよりもメチャクチャ迫力があって驚いたのを覚えてます。
建物の全体像を写真で撮ってもイマイチだったのですが、近づいて画面いっぱいに拡大して被写体を入れて撮ると、個人的に納得のいく迫力ある写真が撮れました。
現実ではこの段階でスゴイ迫力あったんですけど、、、
写真だとやっぱ、これくらい画角に収めないと伝わらないです。
やはり人間の視覚が凄過ぎるんでしょうね。
とにかく、被写体は画面いっぱいに拡大すること。
写真を上手い風にみせるコツの1つです。
コロッセオの迫力が伝わったら嬉しいです!
②く構造
2枚目は友人の結婚式です。
結婚式だとつい2人の幸せな姿をカメラ真ん中に収めがちですが、後から見返した時に会場の幸せオーラがあまり伝わって来ないなぁと思ったことはありませんか?
そんな時は①拡大の逆で引いて撮れば、その場の雰囲気もカメラに収めることができます。
ただし、ただ引いて撮るだけだと遠景コロッセオのようにイマイチ何を伝えたいのかわからない写真になるので、上手く被写体に視覚的なリズムを付けることが大切です。
リズムの付け方は簡単で、なんとカメラを覗いて画角の中に「く」を意識するだけです!
赤線は壁、窓、天井の出会い頭の境界線で「く」になってることを意味します。
※くの字の向きや方向は何でもOK!
青線は壁、窓、天井の面の配置が「く」になるように撮っていることを意味します。
このように、線自体で「く」を作ったり、構成要素として「く」の配置を作ると、人の脳が連続を意識・錯覚を起こして視覚リズムが生まれます。
そうすると引きで撮ってものぺーっとせず、空間の雰囲気が写真を見てる人に伝わり易いんだとか。
ちなみに、引きだけじゃなくて拡大した時も合わせ技で使えます。
レストランのメニューに載ってる写真とか、その要領で撮ってることが多い気がします。
そんな感じで即席素人テクを使い、2人の幸せキスシーン空間をパシャり。
毎度式に呼ばれた時は、建築クラスターとして厳かな雰囲気と教会建築を頑張って撮ってます!笑
③被写体を切る
3枚目は妻が作ったちらし寿司。ちな、めっちゃ美味い。
これは①拡大の類似テクです。
単純に被写体を真ん中に持ってきて撮るよりも、思い切って画角から切った方が対象がボヤけないし迫力が増すとかそんなこと言ってた気がします。
個人的に、被写体が建物とかでっかい奴よりも比較的小さい場合に使えます。
あまり切り過ぎず、適度に切るのがポイントかと。
切る具合は物に寄って変えていけばよくて、そこは何度か撮影して感覚をつかめばOKかと思います。
そんな感じでテイク5くらいに撮れた一品。
料理系の写真をインスタにあげる時、私はよく切った写真をあげてます。
料理本の写真感、でてますか?
以上、素人ながらにもちょっとお洒落な写真になるよう小細工を使っておりました。
①〜③のテクを組み合わせてどんどん自分で撮って行くと、さらにカッコいい写真が撮れるかもしれませんね!
あくまでプロ構図じゃないので、ガチ勢からの批判は受け付けません。笑
とはいえ、実際のプロカメラマンの講演会で聞いた誰でもできる簡単テクなので、良かったら試してみて下さい!
今後は街角の色んな写真構図とかも見てみると面白いかもしれませんね。
それではまた次回に。
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