自然を愛する

建築

お久しぶりです。

最近なかなか更新する暇がなくブログを怠っておりましたが、

まとまった時間がとれたので投稿したいと思います。

※今後も不定期ながら更新していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

さて、今日は”自然愛”というトピックスについて記載したいと思います。

突然ですが普段皆さんが通う職場や学校は気持ちの良い空間でしょうか?

ちなみに僕の職場は閉塞的で書類が山積みでとっても汚く、

「この会社で働きたい!」

と絶対思われない空間です。

 

では次の写真に対して皆さんはどう感じるでしょうか?

 

 

この写真は東京・八重洲のワークスタイリングといって、大手デベロッパーの三井不動産が提供するシェアオフィスです。

参考:https://mf.workstyling.jp/

 

人の感性はそれぞれなので、この写真が良いか悪いかは置いといて、

もし自分の職場や学校がとっても気持ちの良い空間を提供してくれれば、

「まあ、今日も行くか。」

という気持ちに少しはなるんじゃないでしょうか。

 

あるいはもっと初期段階として、

「この会社で働きたい!」

「この学校に通いたい!」

となるんじゃないでしょうか。

 

 

今、世界のあちこちで気持ちのよい空間提供の流れが生じてます。

ここでいう「気持ちの良い空間」というのは、

「自然を身近に感じられる空間」

のことです。

 

1番簡単にイメージしやすいのが、

「オフィスの中に植物がある空間」

かもしれません。

 

「いやいや、そんなん昔からあるやん!」

 

と思うかもしれませんが、従来の比じゃない空間を思い描いて欲しいです。

 

 

 

参照:https://news.livedoor.com/article/detail/14280338/

 

写真は皆さんご存知あのAmazonの米国本社です。

もはや森です。植物園です。

 

従来のオフィスとはまったく異なるというのがなんとなくわかるでしょうか。

なお、Apple、Google、Facebookも同様に新社屋が完成してきていますが、

いずれも同じような感じのオフィスで、まるで公園で仕事できちゃうような建物です。

 

Apple:https://www.gizmodo.jp/2018/01/apple-park-drone-movie.html

Google:https://www.homify.jp/ideabooks/19910/自由な発想を形にする「グーグル新本社ビル」

Facebook:https://www.gizmodo.jp/2018/09/frank-gary-facebook-newoffice.html

 

これらの建物は、「人は生来自然を愛しているので、自然を感じる空間で過ごせば落ち着くはずだ」という思想に基づいて設計されています。

この考え方を、

Biophilia(バイオフィリア)

と言います。

Bio(生物)+Philia(愛)という古代ギリシャ語を組み合わせてできた造語です。

 

このバイオフィリアですが、僕も2年前程前に知った考え方で、とある設計プロジェクトを通じて出会いました。

それ以来とても強く意識するようになり、殺風景な自身のオフィスに少しでも自然を取り入れたくて、

この考えが広まるようにまず自身のデスクに観葉植物をたくさん配置しました。

(今でも元気に育っています。。)

 

それはさておき、今後オフィスや学校の在り方は大きく変わると思います。

従来のただ業務・作業をこなすだけの空間ではなく、心も体も気持ちの良くなる付加価値のある空間として提供されるのが当たり前になってくるでしょう。

 

ここではわかりやすく植物を引き合いに出して説明しましたが、

別に植物に拘る必要はなくて、空・太陽の光・水といった自然来の要素を空間にうまく融合させることがバイオフィリアの考え方です。

 

個人的に勤め先だけではなく自宅にも当てはまると思っているので、

コストとの兼ね合いもありますが

(実はここが一番ネックでどうしてもお金が足を引くんですが、、)、

常に生活のなかで自然を感じられるような空間作りをしていきたいと思ってます。

 

今回のブログで少しでもバイオフィリアに興味が湧いた方は是非自分でも色々調べてみて下さい。

なかなか興味深い活動が国内外で活発になってきています。

 

それではまた。