Chair Map! ルイ・ゴースト@新丸の内ビルディング

Chair Map, インテリア, 家具, 建築

こんにちは、

本記事でもChair Mapなるものを作成しましたので、是非見て下さい!

「何それ?」って方は是非下記の記事もご覧下さい!

Chair Map! エピローグ

 

今回Chair Mapに載せたいのは、

ルイ・ゴースト

という椅子です。

名前には「ルイ15世のおばけ」という意味が込められていますが、

こんな感じです。

 

 

この拙いスケッチだとわかりにくいのですが、

ポリカーボネート樹脂でできているので全体透明になっており、

この辺で「おばけ」っぽさを演出しているんだと思います。

 

作者はフィリップ・スタルクというフランス出身のデザイナーです。

誰やねんそれって感じですが、この人の建築物は割りと有名で、

墨田区にあるアサヒビール・ホールの意匠設計者でもあります。

 

そう、あの

「金のうんこビル」

を手掛けた人です。

 

金のうんこビル 2019年の4月撮影

 

巷では「本当はうんこではなくてビールの泡」とも言われていますが、

それもガセネタで、実際は「炎」を表現してます。

ちなみに写真左隣の金のビルが「ジョッキに入ったアサヒビール」を表していて、

最上階のボコボコした窓が「ビールの泡」を表現してます。

 

この金のオブジェは「フラムドール」、フランス語で「金の炎」と言い、

アサヒ飲料社員の燃えるような魂を表現したらしいのですが、

まさか「うんこ」呼ばわりされるなんてスタルク氏もビックリですね。

 

話はそれましたが、

このルイ・ゴーストチェアはルイ15世時代(バロック時代)様式の椅子を

現代風にアレンジし、透明なポリカーボネート樹脂で一体成型した椅子となっており、

名前の由来はここからきてます。

※バロック時代とは西暦1600年ぐらいなので、

日本では関ケ原の合戦でドンパチしてた頃です。

 

背面・脚のカーブ・肘あての形状はバロック様式なのですが、

新素材を使用することでモダンに仕上げているのがスタルクのセンスだと思います。

なので歴史は意外と浅く、2002年に初めて発表されました。

 

そんなルイ・ゴーストチェアは、

東京駅すぐの新丸の内ビルディングの3階休憩スペースに設置してります。

そしてこのビルの設計もやはり、三菱地所設計です。

 

※「また丸の内かよー」ってなるかもしれませんが、

ここは高級素敵椅子をタダで座れるお薦めスポットなので、

是非地図に収めさせて欲しいです!

 

とまぁ、設置されていた時の様子は大体こんな感じで、

 

 

エスカレータ脇に丸テーブルと一緒に並べられておりました。

休憩スペース自体はそれほど大きくなく、

幅3.5m、奥行10m程度の普通の買い物用通路です。

 

早速私も座ってみましたが、背面が背中を包み込むように緩やかにカーブし、

ちょうどいい肘置きもあって疲れた体を休めるには非常にGOODでした。

また、座面は太もも・お尻フィットするよう僅かに波打っているのもポイントです。

 

最初に述べたように、ポリカーボネート樹脂で一体成型しているので、

この椅子は屋外用としても使えます。

前回記事で記録したパントンチェアと同じですね。

Chair Map! パントン@明治安田生命ビル

いつものように座面裏もチェックすると、

イタリアの家具メーカー・Kartell社のロゴが入ってました。

革新的なデザイナーズプロダクトを世に提供する最強企業です。

 

さらに椅子の後ろをよーく見ると、

盗難防止で椅子・ワイヤー・ガラスフレームがしっかり繋がってました。

 

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調べると、まだ比較的新しい椅子なので版権が切れておらず、

リプロダクト品はなく正規品しかないようです。

 

さて、今回はここまでです。

次回も面白い椅子を見つけて地図に載せていきたいと思いますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

それでは。