Chair Map! Sチェア@羽田空港国内線ターミナル2階フードコート
こんにちは、
本記事でもChair Mapなるものを作成しましたので、是非見て下さい!
「何それ?」って方は是非下記の記事もご覧下さい!
今回Chair Mapに載せたいのは、
Sチェア
という椅子です。
作者はイギリス人デザイナーのTom・Dixonで、ニューヨーク近代美術館(通称:MoMA)にも永久コレクションされている椅子の一つです。
中に黒いスチールフレームが通されているのですが、名前の通り、横から見ると座面が柔らかいS字を描いており、
座面全体がヤシ科植物の籐(とう/ラタン)でできているため軽やかで優しい印象です。
ラタンは南国リゾート系の演出によく使われており、和洋とわず部屋にマッチする何とも不思議な材だと僕は思ってます。
また、1988年にこの椅子が発表されて以降、 ”Tom・Dixon” といえば ”Sチェア” と言われるくらい彼を代表する作品となりましたが、
Tom・Dixonは椅子だけでなく照明デザインも有名で、よくお洒落なバーやレストランに行くと彼の手掛けた照明が飾ってあるのを見かけます。
黒いシェードで中が真鍮の照明や、クシャクシャなラッピングみたいな照明なんかは特によく見ます。
価格:80,300円 |
価格:171,600円 |
さて今回このSチェアがいた場所は、
東京の空の玄関口 ”羽田空港” です。
羽田空港の国内線ターミナルは、搭乗時間を記した大型掲示板が掲載されており、
どこからでも時間・便を確認できるように、とても大きな吹き抜け空間になっています。
その大空間のANA系搭乗手続き側に行くと2階レベルに上がれるようになっており、
そこがフードコートとなっていて搭乗時間を気にしながら軽食を取れる建築プランになっています。
今回Sチェアを紹介してますが、このフードコートがとってもすごくて、
名作椅子、ミッドセンチュリーチェアー、デザイン性の高い椅子がゴロゴロ置いてます。
例えば、以前も紹介した東京郵便局にあるセブンチェア(アルネ・ヤコブセン)、東京駅構内にあるチェア・ワン(コンスタンティン・グルチッチ)も普通に座れます。
他にも新丸ビルにあるココナッツチェアの作者ジョージ・ネルソンが手掛けたマシュマロチェアもあったり、
空の玄関口だけあって色々な椅子を楽しめるので是非一度訪れた際は気にしてみると面白いかもしれません。
特にSチェアはなかなか見られないのでお薦めです。
強いてこの素敵ゾーンに注文をつけるなら、椅子の置き方が非常に煩雑すぎるので、もうちょっと整理して綺麗にかっこよく見せたらいいのにと思いました。
まあ、あくまでフリースペースであって、利用客が自由に椅子を動かして搭乗時間までを思い思いに過ごしているから別にいいか!って感じですけどね。
という感じでSチェアに関する記事を書いておきながらなんですが、
私はまだ座ったことがありません、、、!
Chir Map以来初めて座り心地のわからない椅子の記事を書いてます。
以下ただの言い訳なんですが、
仕事で羽田空港は頻繁に利用するのですが、いつも搭乗時間ギリギリで到着するため、
このSチェアを堪能する時間がなく、そのまま手荷物検査に向かっており
悲しいことに座った感想が書けません、、、、!
見た目的に座り心地がよさそうなので、次空港に行ったら座りたいです。
さて、Sチェアはイタリアの老舗家具工房・カッペリーニから購入することが可能です。
ここは超一流デザイナーとのコラボ作品が多く、Sチェアもその一つでどの家具もとても洗練されています。
そして、日本だと東京の青山にTom・Dixonショップがあるため、恐らくここで直接購入可能だと思われますが、
一脚30万円弱はします。(高い、、、)
https://musetokyo.com/shopdetail/000000008184/
さらにまだ版権が切れていないためリプロダクト品も存在しません。
というか氏はまだまだご活躍中なので、リプロダクト品は出そうにありません。
というわけで、私含めて羽田空港に行った際は是非体験しておきたい高級レア椅子かなあと思い、今回トピックスとして挙げてみました。
次回も面白い椅子を見つけて地図に残していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
それではまた。
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