Chair Map! stool 60@象の鼻テラス
お久しぶりです。
資格試験の勉強のためしばらくお休みしておりましたが、ひと段落ついたので細々再開したいと思います。
さて、本記事でもChair Mapなるものを作成しましたので、是非見て下さい!
「何それ?」って方は是非下記の記事もご覧下さい!
今回Chair Mapに載せたいのは、
Stool 60
という椅子です。
作者はアルヴァ・アアルトという建築家です。
1933年の誕生以来、世界で最も普及したスツールと言われており非常にシンプルな形をしてます。
L-legという強度と美しさを兼ねそろえた特徴的な脚、バラバラに分解できるため発送も容易、スタッキングも可能で用途も多岐にわたる等、
当時としては画期的な優れものでした。
※今でも洗練されたデザインで優れたスツールだと思っています。
ゆえに、多くの模倣品が溢れているため見た目だけだと本物を見分けるのは中々難しいですが、
実際に手にとって比べてみると、本物は座面や脚の質感がしっかりしているためかなり違いがわかるかと思います。
なお、アアルトはフィンランドが生んだ20世紀を代表する偉大な建築家です。
家具のみならず建物はもちろん、都市計画からガラス食器や絵画まで幅広く手掛ける多彩な人物でもありました。
ガラス食器メーカーの「イッタラ」からもアアルトの作品は販売されています。
また、アルヴァの妻アイノ・アアルトも同様に多彩な建築家で、夫婦で「アルテック」という家具の販売製造会社を1935年に設立しました。
設立以来今日に至るまで、Stool60はアルテックの超ロングセラー商品として今でも世界に広がっています。
余談ですが、20世紀初頭は女性がデザインを手掛けるのを良しとされていない時代でしたので、
アイノが手掛けた作品だけれどもアルヴァ名義で紹介されている作品も少なからず存在します。
Stool60もアルヴァの作品となっていますが、アイノと一緒に試行錯誤を行ったのではないでしょうか。
さて、今回紹介するこのStool60ですが、
横浜港の市民憩いの場:像の鼻パークの一画である「像の鼻テラス」という施設で見つけました。
施設は小泉雅生という日本の建築家が手掛けたそうです。
横浜港に面する気持ちの良い広場に位置しており、隣地には有名な赤レンガ倉庫もあります。
訪れた際は是非一度座ってみて下さい。
ちなみに、この椅子を発見した当日は友人の結婚式でした。
コロナ禍で色々と制約のある式ではあったけれども、料理も美味しく天候にも恵まれて非常に良い一日でした。
このStool60ですが冒頭お伝えしたように、フィンランドの家具メーカー:アルテックより販売されています。
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上記リンクはヤマギワオンラインの提供で、ヤマギワはアルテック社の日本代理店の一つです。
Stool60の良い所は仕上げやカラーのバリエーションが豊富なので、自宅の雰囲気にあったお好みの一脚を手に入れることができます。
一方でシンプルな形状ゆえの模倣品も多いため注意しなければなりません。
(イケアにも同様な形のスツールが販売されていますが、まさに似て非なるものです)
以上、本日はここまで。
今後も公共に現れる(持ち去りNGだけど)野生の椅子を見つけたら、随時更新したいと思います。
それでは。
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