Chair Map! セブンチェア@東京中央郵便局(JPタワー)
こんにちは、
本記事でもChair Mapなるものを作成しましたので、是非見て下さい!
「何それ?」って方は是非下記の記事もご覧下さい!
今回Chair Mapに載せたいのは、
セブンチェア
という椅子です。
この子は以前私がChair Mapを始める前のブログ記事でもすこーし紹介したことがある椅子です。
デンマークが生んだ巨匠アルネ・ヤコブセンの作品で、
1955年に発表されて以来世界で500万本以上売れており、最も売れたスタッキング(積んでまとめれる)チェアです。
正式名称は Series,7 – Model No.3107 なので、
そこからセブンチェアと言われるようになりました。
(他にも7枚の板を重ねた合板でできているから等の理由もあります。)
余談ではありますが、よくモデルさんが椅子の背面に腕を置いて座ってるポーズを見たことがありませんか?
そのポージング用で恐らく一番最初に使われた椅子がセブンチェアです。
以降、姿勢が良く見える・正せる椅子というイメージが生じたため、
モデル界隈だけでなく、パキッとしたシーン(ビジネスとか)用として世界に広まっていきました。
(ネットより拝借 モデル写真)
写真はクリスティーン・キーラ―という英国人モデルです。
「事実は小説よりも奇なり」な歴史的事件に巻き込まれた、
ゴシップ界隈では有名なモデルさんなので興味があれば調べてみて下さい。
なお、ちょっとした自慢ですが私の自宅にも2脚ありいつもお世話になってます。
用途はダイニングなんですけどね!
下の写真の通り、椅子好きとして色々頑張って揃えております。
(一応、本職は建物の設計者なので空間全体のバランスが良くなるようにレイアウトしてる、つもりです。)
(自邸のダイニング 2020年3月撮影)
さて、今回この椅子を発見した場所は東京駅から歩いてすぐの
東京中央郵便局(JPタワー)の1階総合案内でした。
この建物の1階の一角が郵便局ですが、
商業施設KITTEや東京大学博物館も抱えている複合用途施設なので是非行ってみてください。
特に東京大学博物館は中々面白いのでお薦めです。
元々は旧逓信省技師の吉田鐵郎が設計した東京中央郵便局の改修工事により生まれ変わった建物で、
それほど大きな建物ではありませんでした。
改修の際に周辺の建物(東京駅)の容積率を購入し、自分の敷地で背の高い建物を建てれる制度を利用したため、
ズドーンと天高くそびえる大きなビルとして2012年に完成してます。
なお現在の建物工事(改修)における代表となる設計者は三菱地所設計、
設計JVでマーフィー/ヤーン事務所、
商業共用部内装設計は隈研吾建築都市設計事務所、
施工は大成建設です。
例によって座面下を確認すると、
デンマークの老舗家具メーカーFritz Hansen社のシールがありました。
正規品のだいたい相場は1脚6万~7万円くらいですが、
下記サイトみたいに5万円台のものもあるようです。
価格:50,540円 |
それでも高いよ!って人用にリプロダクト品もありますので、お安く購入もできます。
ただ商標登録の関係上、近い将来市場に出回るリプロダクト品は回収され、販売ができなくなる可能性があるそうです。
お安くお求めになりたい方はお早めにどうぞ。
価格:11,000円 |
さて今回はここまで。
あと、マップ作製以来紹介した一連の椅子は東京丸の内ばかりのものでしたが、そろそろ他の土地でも探して地図を広げたいと思います。
何か良い椅子情報があれば是非教えて下さい。
それではまた。
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